休眠預金

休眠預金とは?

  • 10年間取引が無い預金が休眠預金
  • 休眠預金は没収(社会問題解決のための資金に活用)される

長期間の未利用口座があるなら注意!

休眠預金とは10年間取引が無い預金の事です。休眠預金になると大切な預金が没収されてしまいます。大切な資産を守るために休眠預金について知っておきましょう。

休眠預金の詳細と対策

2018年に休眠預金等活用法が施行されました。この法律により、10年間取引が無い預金は預金保険機構に移管され、社会問題解決のために活用が出来る事になりました。休眠預金として移管されるまでの流れは次の通りです。

  1. 9年以上取引が無い
  2. 残高1万円以上の者に送られる通知書が不達
  3. 通知書の不達後に入出金等の取引が無く合計10年間取引なし
  4. 預金保険機構に移管

1〜3を全て満たすと休眠預金になり、国に没収されてしまいます。そうならないためには対策が必要です。難しい事は無いので必ず実践しましょう。

防止策は定期的な入出金!

休眠預金を防ぐには入出金などの定期的な取引が最善策です。10年間の猶予があるので、普通に使っていれば休眠預金になる事は無いでしょう。当サイトでは目的に合わせた銀行口座開設を勧めています。もし複数口座を開設したら、自分の保有口座の把握が出来るようにしておきましょう。金庫を買って書類などを保管しておけば、保有口座は一目瞭然ですね。

口座の存在を忘れていたら?

開設した口座の存在を忘れていても通知書が送られるので安心です。9年以上取引が無い場合に発送される通知書が届けば休眠預金にはなりません。通知書が送られる条件は残高1万円以上で、送付先は登録住所または登録メールアドレスです。ただし通知書が届かず何もしないで合計10年間取引なしだと休眠預金になってしまいます。通知書が届けば休眠預金にならないので、登録住所と登録メールアドレスに間違いが無いようにしておきましょう。引越をした場合などは注意が必要です。

休眠預金になっても引き出せる

休眠預金になっても預金を引き出せますが銀行印や本人確認書類などが必要で時間と労力の負担があります。そうならないように上述の対策を心掛けましょう。もし休眠預金になってしまったら、預金をしている金融機関に問い合わせてください。

未利用口座管理手数料にも注意

銀行によって呼称は異なりますが、未利用の口座に管理手数料が発生する制度です。2年間入出金が無く残高1万円未満だと年間で約1,000円〜1,500円の手数料が該当口座から引き落とされます。引き落とされるまでに通知が届きますが、3ヶ月以内に入出金をしないと引き落とされます。残高が手数料より少ない場合は口座が自動解約になります。

この制度が出来た背景には銀行の負担軽減があります。通帳1冊につき200円の印紙税を銀行が負担するので、残高が少ない未利用口座は廃除したいというわけですね。未利用口座管理手数料を徴収するネット銀行はまだ少ないですが、今後はどうなるでしょうか。これから適用される可能性はありますし、休眠預金を防ぐ意味も兼ねて口座開設後は定期的な入出金を心掛けましょう。

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